3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年8月10日~8月16日)

 あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年8月10日から8月16日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
 (おしらせ)弊会代表萩原が2025年9月1日付で社会保険労務士の登録を埼玉県社会保険労務士会(大宮支部所属)で行い、同日付で「あい和社会保険労務士事務所」を自宅住所にて開設いたします。これに合わせて、9月以降、当ホームページのリニューアルを行います。あい和学童クラブ運営法人のページと、あい和社会保険労務士事務所のページの2本立てになる予定です。

※8月11日から16日まで、盆期間特集として、地域に根差した保護者運営系の児童クラブに合併合体を呼び掛けるシリーズ投稿を行いました。児童クラブの運営を続けたいなら、合併合体して事業体の規模を大きくしないと存続できませんよ、ということを訴えるシリーズです。11日から15日までの記載内容を16日に要約して掲載しています。ちょっとでも気になりましたらまずは16日のブログからご覧ください。

・盆休み特別版・「保護者運営系の放課後児童クラブ(学童保育)は合併・合体しなければいずれ存続が困難になる」と考える理由(1)。スケールメリットを活かせば雇用労働条件を向上できる。事務局機能を設けられる。地域への発言力が増す。(8月11日掲載)

・盆休み特別版・「保護者運営系の放課後児童クラブ(学童保育)は合併・合体しなければいずれ存続が困難になる」と考える理由(2) 。いわゆる日本版DBS制度では事務作業量が激増するので、専従の事務職員を雇えない小さな児童クラブでは対応できない。つまり日本版DBS制度の認定事業者になることが難しい。(8月12日掲載)

・盆休み特別版・「保護者運営系の放課後児童クラブ(学童保育)は合併・合体しなければいずれ存続が困難になる」と考える理由(3)。日本版DBS制度では、こどもへの性暴力に関して「おそれ」がある者を、こどもと関わらない業務に就ける必要があるが、小さな児童クラブ事業者には、こどもと関わらない職場がそもそもない。日本版DBS制度の認定事業者にならなければ、余裕で対応できる広域展開事業者に、どんどんクラブ運営をさらわられることになる。(8月13日掲載)

・盆休み特別版・「保護者運営系の放課後児童クラブ(学童保育)は合併・合体しなければいずれ存続が困難になる」と考える理由(4)。児童クラブを運営する事業者を市区町村が選ぶときに、通常は公募で事業者を選ぶ。その選定の過程で、事業規模が大きい広域展開事業者に有利な配点が行われている。小さな児童クラブ事業者では基本的に公募では不利。公募で選ばれるような株式会社運営クラブは職員数も人件費も抑制しがち。現状の広域展開事業者が児童クラブの世界の多数派になると、児童クラブの労働条件が低い水準で固定化される可能性が濃厚となる。(8月14日掲載)

・盆休み特別版・「保護者運営系の放課後児童クラブ(学童保育)は合併・合体しなければいずれ存続が困難になる」と考える理由(5)。合併合体すると今まで続けてきたクラブの伝統が失われると心配になるかもしれない。大丈夫。ローカルルールは尊重するルールを事業者がもうければいいだけ。そもそも他の事業者との合併合体は、これまで続けてきた慣習、習慣が合理的であるかどうか見直すきっかけになる。(8月15日掲載)

・盆休み特別版・「保護者運営系の放課後児童クラブ(学童保育)は合併・合体しなければいずれ存続が困難になる」と考える理由(まとめ)。11日から15日までの掲載分を要約しています。 (8月16日掲載)

※日本版DBSについて、しっかり学びたい方へ。
 日本版DBSについて。通称「こども性暴力防止法」によって導入される制度です。こどもに関わる分野の業種に性暴力抑止の体制構築を求め、従事しようとする者やすでに従事する者に対しては特定の性犯罪の前歴を確認する制度。こどもに関わる職に就くものは自分自身が、すでにこどもに関わる職に就いている者は事業者と従事者が特定の性犯罪の前歴を確認することになります。この制度はとても複雑で難解ですので、専門家が発信している解説や情報をご参照ください。
 法律的な観点で日本版DBS制度について問題点等を指摘、解説している弁護士の鈴木愛子氏のブログ「弁護士aikoの法律自習室」。お勧めです。
(https://ameblo.jp/aikosuzuki-law/)
 鈴木弁護士は、弁護士の三輪記子氏のYouTubeチャンネルで、日本版DBS制度についてゲスト解説されています。シリーズで掲載されますのでこちらもお勧めです。(https://www.youtube.com/@MiwaFusako_B)
 複雑で難解な日本版DBS制度には膨大な手続きが必要です。日本版DBS制度の解説と、必要となると想定される種々の対応については、行政書士で「一般社団法人こども性暴力防止ネットワーク」代表理事の戸田大介氏のnoteが大変参考となります。必見、お勧めです。
(https://note.com/firm_parrot4575)
 放課後児童クラブで運営に関わる立場の方や職員の方はぜひ、鈴木氏のブログと、戸田氏のnoteをご確認ください。必見です。

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、2025年8月10日から8月16日まで16の市区町村を紹介しました。ついに1700を越えました。あと一息です。終わり次第パワーアップした二巡目に突入します。(紹介済み1,701市区町村/全1,741市町村)
神奈川県横浜市
青森県横浜町
京都府与謝野町
群馬県吉岡町
島根県吉賀町
埼玉県吉川市
静岡県吉田町
福岡県吉富町
奈良県吉野町
佐賀県吉野ヶ里町
徳島県吉野川市
埼玉県吉見町
三重県四日市市
千葉県四街道市
沖縄県与那国町
鳥取県米子市

(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
 弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
 佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
 児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
 もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)

※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
 さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。とりわけ、2026年12月までに始まる、いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!

(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)